エピジェネティクス依存的発現分子による放射線感受性の制御機構
【研究分野】放射線科学
【研究キーワード】
放射線治療生物学 / エピジェネティクス
【研究成果の概要】
エピジェネティクス依存的な機序で体細胞に発現する分子が放射線などによるゲノム損傷に応答する機構に影響を及ぼす可能性を探るために、減数分裂特異的分子の体細胞における機能を解析した。その結果、その一つのタンパク質であるSYCE1は、一部のがんで発現していることが判明し、その発現はゲノム損傷応答を活性化し、相同組換え修復と非相同末端結合によるDNA二本鎖切断修復を促進することによって、放射線抵抗性を誘導することが明らかとなった。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)