低分子化合物スクリーニングに基づくマウスES細胞からの膵β細胞分化誘導法の効率化
【研究分野】内分泌学
【研究キーワード】
ES・iPS細胞 / 膵β細胞 / インスリン / 糖尿病 / 低分子化合物 / モノアミン / 膵臓 / β細胞 / VMAT2 / cAMP / ES・iPS / 膵 / ES / iPS
【研究成果の概要】
本研究では、1200の低分子化合物の中からVMAT2阻害剤にマウスES細胞から膵β細胞を分化誘導する効果が高める効果があることを見つけました。VMAT2は細胞内小胞に存在するモノアミン量を調節する因子です。そして、膵β細胞が糖濃度に応じてインスリンを分泌する能力を促進する化合物も見つけました。これらの2種類の化合物を併用して分化湯堂を行い、糖尿病モデルマウスへ移植したところ正常な血糖値に回復しました。今後、この研究で得られた情報をもとにヒトiPS細胞からの膵β細胞の分化誘導を進め、将来的な臨床応用に貢献できるよう研究を進めます。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【配分額】4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)