介護ストレス症候群の治療・介入によるバイオマーカーの変化の検討
【研究分野】内科学一般(含心身医学)
【研究キーワード】
介護ストレス / 認知症 / 介護保険 / 唾液アミラーゼ / QOL / 介護ストレス症候群 / 介護うつ病 / 老老介護 / 介護サービス / バイオマーカー
【研究成果の概要】
認知症患者の介護は、身体的・精神的な負担をもたらす。介護ストレスを評価し、介入によるストレスの変化を心理検査や唾液アミラーゼで測定した。1年半の経過で、薬物療法を変更していない10例において、介護保険利用状況にわけて、検討を行った。認知症は進行しているが、介護サービスを必要に応じて増やした群は、介護者の状態不安、怒り-敵意、QOL(Quality of Life)が改善していた。それに比べ、認知症の進行はあまりないものの、介護保険未申請群は、疲労、緊張、うつ、QOLが悪化していた。介護保険のサービスを個々の必要に応じて変更することで、介護者の心身の健康状態が改善することが予測された。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【配分額】4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)