尿細管糸球体代謝連関とMetabolic Kidney Diseaseの病態解明
【研究分野】腎臓内科学
【研究キーワード】
慢性腎臓病 / 糖尿病性腎症 / 肥満関連腎症 / 近位尿細管 / 糸球体 / ニコチン酸代謝 / 良性腎硬化症 / 腎線維化 / メチルニコチナマイド / iNAMPT / NNMT / 臨床 / 糖尿病 / 微生物 / Sirt1 / TGFbeta / 線維化 / NMN / SGLT2 / Sirtuin / Rhoキナーゼ / 腎臓肥大 / 肥満
【研究成果の概要】
生活習慣病の重積を基盤とするCKDを新たにMetabolic Kidney Dis easeと捉えた。近位尿細管におけるiNAMPTの意義について、iNAMPTはTGFβにより発現が低下することを明らかにした。iNAMPTプロモータ解析を行いこの発現調節の詳細を明らかにした。さらに糖尿病性腎症ではiNAMPTの発現低下によるSirt6の発現低下が組織線維化へ寄与する。NNMTの線維化に関わるメカニズムの検討を遂行した。NMMT過剰発現マウスの肝臓線維化は肝臓のメチオニン代謝反応の低下のためのメチル基の欠乏がCTGF遺伝子の発現をepigeneticに増加させて、線維化が亢進したと考えられた。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
長谷川 一宏 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 助教 | (Kakenデータベース) |
脇野 修 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】42,510千円 (直接経費: 32,700千円、間接経費: 9,810千円)