腎臓老化における小胞体ストレスシグナル(UPR経路)のエピゲノム制御の解明
【研究分野】ネオ・ジェロントロジー
【研究キーワード】
ポドサイト / SIRT1 / アセチル化 / cortactin / アクチン細胞骨格 / 糸球体濾過量 / 腎臓老化 / アクチン重合 / アセチル化蛋白 / 糸球体腎炎 / 蛋白尿 / 近位尿細管上皮細胞 / 尿毒素 / D-アミノ酸 / D-セリン / アポトーシス / 細胞周期停止 / SASP / 小胞体ストレス / microRNA / 尿細管上皮細胞 / エピゲノム / microRNA 205 / 酸化ストレス / 低酸素
【研究成果の概要】
小胞体ストレス制御microRNAに関するこれまでの研究を基盤に、腎臓老化における長寿遺伝子SIRT1(ヒストン脱アセチル化酵素)のepigeneticsに関する解析を行った。腎臓老化は糸球体濾過量(GFR)低下を伴うので、糸球体足細胞特異的SIRT1欠損よるGFR低下(老化)を評価したところ、SIRT1欠損は障害時(酸化ストレス)のアクチン細胞骨格の破綻、足細胞の形態・機能低下を増悪させた。
その機序として、SIRT1はcortactin(アクチン結合細胞骨格関連因子)を核内で脱アセチル化し、細胞への質局在を高め、アクチン細胞骨格の安定に寄与することを見いだした。
【研究代表者】