RNA新大陸における栄養応答の探索的研究
【研究分野】食品科学
【研究キーワード】
マイクロRNA / 栄養 / 絶食 / 低タンパク質食 / DNAマイクロアレイ / 非コードRNA / 選択的スプライシング / マイクロアレイ / 遺伝子発現
【研究成果の概要】
6週齢Wistar系雄ラットを3日間予備飼育後、対照群、絶食群、5%タンパク質食群(各n=6)の3群にわけて14日間飼育した。対照群ラットの食餌はAIN93G、絶食群はAIN93Gで13日間飼育した後に24時間絶食、5%タンパク質食群は5%カゼイン食で14日間飼育した。肝臓より取得したRNAをプールし、GeneChip miRNA Arrays (Affymetrix)にてmiRNAの存在量を解析した。ターゲットの検索にはTarget ScanおよびmicroRNA.orgを用いた。絶食で発現上昇したmRNAとして、rno-miR-151, rno-let-7e, rno-let-7f, rno-miR-103, rno-miR-107, rno-miR-126, rno-miR-143が、低タンパク質食で発現上昇したものとしてrno-miR-376b-3p発現低下したものとしてrno-miR-22が見出された。これらのうち、多くの脂質代謝や細胞外マトリクス関連遺伝子を標的とするlet7fとmiR-107についてリアルタイムPCRも行ったところ、再現性が確認できた。rno-miR-376b-3p発現低下したものとしてrno-miR-22が見出された。これらのうち、多くの脂質代謝や細胞外マトリクス関連遺伝子を標的とするlet7fとmiR-107についてリアルタイムPCRも行ったところ、何れも絶食で発現が増加しており、再現性が確認できた。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【配分額】3,200千円 (直接経費: 3,200千円)