「オンタイム法」による分子標的薬剤の耐性予測と耐性機序の解明へのアプローチ
【研究分野】呼吸器内科学
【研究キーワード】
肺がん / 胸水 / EGFR / 薬剤耐性 / TKI / 多様性 / ゼノングラフト / FACS / Cell sorting / EGFR mutation / 肺癌 / トランスレーションナルリサーチ / がん性胸水 / がんゲノム / ドライバーニューテーション / ガンゲノム / ビックデータ
【研究成果の概要】
研究期間中に肺がん患者の癌性胸水検体を集取した。集取した検体を用いて、 胸水から細胞を効率よく回収する方法を確立し、正常生細胞とがん細胞をセルソーターで分離する方法をも確立した。この事により細胞表面マーカーCD326とCD45を用いて、がん細胞をサブグループに分けることができるようになった。その結果、従来想定されていなかったCD45陽性・CD326陽性(CD326+/CD45+DPC)の細胞集団を発見した。これらのがん細胞にはEGFR変異を有することを確認し、がん細胞の多様性があることを確認した。また、この新規の細胞集団の多寡が肺がん患者の治療効果と予後に影響を及ぼす可能性が示唆された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
堀井 明 | 東北大学 | 医学系研究科 | 名誉教授 | (Kakenデータベース) |
三森 隆広 | 国立研究開発法人理化学研究所 | 革新知能統合研究センター | 研究員 | (Kakenデータベース) |
桜田 晃 | 東北大学 | 加齢医学研究所 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【配分額】4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)