エピジェネティック異常による造血器腫瘍発症機構の解明
【研究分野】血液内科学
【研究キーワード】
エピジェネティクス / 造血器腫瘍 / ポリコーム群遺伝子 / 骨髄異形成症候群 / 骨随異形成症候群 / ポリコーム群複合体
【研究成果の概要】
ポリコーム遺伝子Ezh2がマウス急性白血病モデルにおいて白血病幹細胞の維持と分化抑制に機能することを明らかにした (Blood 120:1107, 2012)。一方で、実際骨髄球系腫瘍で機能喪失型変異が認められるEzh2遺伝子をマウスで欠損させるとMDS/MPNあるいはMDSを発症すること、Tet2変異やRUNX1変異と合わせると、その病態が優位に促進されることを確認し (J Exp Med 210:2627, 2013; Nat Commun 5:4177, 2014)、EZH2機能不全のMDS, MDS/MPNにおける病因論的意義を明らかにした。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
指田 吾郎 | 熊本大学 | 国際先端医学研究機構 | 特別招聘準教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】44,980千円 (直接経費: 34,600千円、間接経費: 10,380千円)