カント義務論における「自己自身に対する義務」の研究
【研究分野】哲学・倫理学
【研究キーワード】
義務論 / 自己自身に対する義務 / カント / 純粋実践理性 / 道徳的認識 / 責任 / 地球環境問題 / 世界市民主義 / 道徳的自己認識 / 義務 / 道徳性 / 自己意識 / 倫理学
【研究成果の概要】
本研究の目的は、18世紀の哲学者、イマヌエル・カントがその義務の体系において重視した「自己自身に対する義務」を研究することで、現代規範倫理学における「義務論」を根拠づけ、その環境倫理学への貢献を探り、さらにその過程で研究上の国際交流を実現することである。まず、5年の研究期間の中で、最初の4年間は年一回のコロキウムを機会として、ドイツ人研究者と意見交換をしつつ研究を推進することができた。次に、義務論の根拠づけのために4本の論文を発表した。さらに、環境問題への貢献を探るためにドイツで研究発表を行った。研究期間中に、カント哲学に関連した単著2冊、共編著1冊を公刊できたことも成果である。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2022-03-31
【配分額】3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)