マイクロRNAを標的とした胃がんに対するエピジェネティック治療
【研究分野】病態医化学
【研究キーワード】
マイクロRNA / エピジェネティクス / 胃がん / 機能性消化管障害 / Helicobacter pylori / 機能性ディスペプシア / エピジェネティック治療 / DNAメチル化阻害薬 / ヒストン脱アセチル化酵素阻害薬 / DNAメチル化 / ヒストン修飾
【研究成果の概要】
本研究において、胃がん細胞にDNAメチル化阻害薬やヒストン脱アセチル化酵素阻害薬などを用いたエピジェネティック治療を行うことによって、がん抑制マイクロRNA miR-512-5pの発現を活性化し、標的がん遺伝子MCL1を抑制することでアポトーシスを誘導することに成功した。さらにマイクロRNAが消化管悪性腫瘍のみならず、機能性ディスペプシアをはじめとする機能性消化管障害の病理にも重要な役割を果たすことを示した。本研究の成果が消化管悪性腫瘍や機能性消化管障害の新たな治療戦略につながることが期待される。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【配分額】4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)