肝癌におけるエピゲノム変化の解析とヒストンアセチル化を標的とした新規治療の探索
【研究分野】消化器内科学
【研究キーワード】
エピゲノム変化 / ヒストン脱アセチル化酵素阻害薬 / microRNA / C型肝炎ウイルス / 肝細胞癌 / Nrf2 / EZH2 / 培養細胞株 / HCV / ヒストン修飾 / エピジェネティクス / マイクロRNA / レプリコン細胞 / osteopontin / apolipoprotein-A1 / miR-122 / スベロイルアニリドヒドロキサム酸 / トリコマイシンA
【研究成果の概要】
肝細胞癌及びウイルス感染を含むその原因に対する新たな治療としてエピゲノム変化のうちヒストン修飾変化の可能性を探索することを目的とした。C型肝炎ウイルス(HCV)を感染した肝癌細胞株に対して、ヒストン脱アセチル化酵素阻害薬(HDACi)SAHAは、宿主細胞遺伝子発現変化を介してHCV増殖抑制効果を示し、EZH2の阻害作用により細胞増殖を抑制するものと考えられた。HCV持続感染にはNrf2遺伝子発現が重要で、HCVや細胞増殖にはNrf2, EZH2, miR-122の相互作用により影響されることが示唆された。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
増野 匡彦 | 慶應義塾大学 | 薬学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
齋藤 義正 | 慶應義塾大学 | 薬学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)