精巣特異的カルシニューリンを標的とした男性避妊薬の開発
【研究分野】泌尿器科学
【研究キーワード】
カルシニューリン / 避妊薬 / 不妊モデル / ゲノム編集 / 実験動物
【研究成果の概要】
カルシウム依存性の脱リン酸化酵素(カルシニューリン)は、酵素ドメインと調節ドメインから成るヘテロダイマーである。ヒトやマウスでは、それぞれ3つと2つの遺伝子にコードされている。また我々は精子特異的に存在する精子カルシニューリンが受精能力に必須であることを報告している。本課題では、上記5つのORFをPCR増幅して発現ベクターを作製し、培養細胞で酵素活性を再構築できることを確認した。その結果、男性避妊薬の標的分子となりうる精子カルシニューリンのみを阻害する小分子の探索が可能な系を構築した。またin silico解析から、精子カルシニューリンの基質と考えられる12遺伝子を見つけることに成功した。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
宮田 治彦 | 大阪大学 | 微生物病研究所 | 助教 | (Kakenデータベース) |
野田 大地 | 大阪大学 | 微生物病研究所 | 研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【配分額】3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)