胎内プログラミングによる腎発育異常におけるmTOR経路の役割
【研究分野】胎児・新生児医学
【研究キーワード】
胎児医学 / autophagy / エピジェネテイクス / oligonephronia / 子宮内発育遅滞 / ステロイド / 低栄養 / 成人病胎児期発症説(Barker仮説) / 腎発生
【研究成果の概要】
本研究では胎内プログラミングによる腎発育異常におけるmTOR(Themammalian target of rapamycin)経路の役割の解明する。母体低栄養、ステロイド投与によりラット胎児の新生児早期後腎は大きさ、糸球体の数共に有意に減少した。これら後腎の遺伝子および蛋白発現の網羅的解析で、mTOR経路を含む多くの遺伝子・蛋白の発現の変化を確認し、免疫組織染色、ウエスタンブロットでもmTOR経路の抑制を確認した。現在関連遺伝子のメチル化解析中であり、mTOR経路抑制から腎発生異常に至る機序の詳細はまだ検討中である。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
粟津 緑 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【配分額】3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)