低酸素性虚血性脳症における神経細胞の樹状突起に発現する電位依存性チャネルの制御
【研究分野】胎児・新生児医学
【研究キーワード】
樹状突起 / 電位依存性チャネル / 神経細胞 / 小児科学 / 新生児医学
【研究成果の概要】
これまでの研究から、低酸素性虚血性脳症において、興奮毒性によって神経細胞が障害されることが報告されている。本研究より、神経細胞の興奮状態の変化は、大脳皮質神経細胞に発現する hyperpolarization-activated cyclic nucleotide-gated channel (HCN) 1 タンパク質の総タンパク質量と細胞膜表面での発現量を制御することにより、HCN1 の機能をコントロールしていることが示された。これらの HCN1 タンパク質の制御が神経の内在的興奮性を調節し、神経細胞の興奮状態をコントロールしていると考えられる。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【配分額】3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)