非可逆性糖尿病性胃麻痺に対する神経幹細胞移植の開発
【研究分野】生理学一般
【研究キーワード】
胃不全麻痺 / 糖尿病 / 脂質異常症 / アポプロテインE / 胃排出 / 神経幹細胞 / 神経幹細胞移植 / neurosphere / 13C酢酸呼気試験 / 神経堤 / 移殖 / 呼気試験
【研究成果の概要】
糖尿病発症db/dbマウスの27%で胃排出が延長した。胃排出遅延db/dbマウスで胃筋間神経叢のnNOSとGFAP発現が低下した。胃排出遅延db/dbマウスで血清ApoE値が有意に低下した。ApoE KOマウスでは胃排出が低下し、胃排出遅延db/dbマウスと同様、筋間神経叢のnNOSやGFAP発現が低下した。nNOS KOマウス、ApoE KOマウスに神経幹細胞移植6週後の胃排出能は移植前に比べ有意に改善した。ApoE KOマウスでnNOSとGFAP発現は有意に回復した。本研究は神経幹細胞移植が胃運動不全麻痺で胃排出遅延を是正し、血清ApoEが消化管運動障害のマーカーとなることが示唆された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
浦岡 俊夫 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 講師 | (Kakenデータベース) |
河瀬 聡 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 特任助教 | (Kakenデータベース) |
矢作 直久 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
福原 誠一郎 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 大学院生 |
正岡 建洋 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 助教 |
内田 勝幸 | 明治乳業研究所 | 食機能科学研究所 | リーダー |
西村 空也 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 大学院生 |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)