遺伝子操作マウスとPG質量分析を用いた難治性小腸潰瘍症の病態解明と治療法探索
【研究分野】消化器内科学
【研究キーワード】
小腸潰瘍 / プロスタグランジン / SLCO2A1 / CEAS / 遺伝性小腸潰瘍症 / 質量分析 / マウスモデル
【研究成果の概要】
CEAS患者の診断についてはSLCO2A1蛋白の蛍光免疫染色法による簡易診断技術を確立した。患者に認められるSLCO2A1変異蛋白の機能解析についてはアフリカツメガエル卵母細胞による遺伝子導入系を立ち上げPGの輸送実験の行った結果、完全に機能喪失する変異と部分的にしか機能低下を認めない変異が存在することが明らかとなった。さらに女性ホルモンがPG輸送能に影響を及ぼすことが示された。血管内皮特異的SLCO2A1欠損マウスを樹立するとともに、マウス小腸におけるPG代謝解析系の質量分析法を確立した。これにより遺伝子改変マウスをはじめとした各小腸潰瘍モデルにおけるPG代謝変化が観察可能なった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
杉浦 悠毅 | 慶應義塾大学 | 医学部(信濃町) | 特任講師 | (Kakenデータベース) |
金井 隆典 | 慶應義塾大学 | 医学部(信濃町) | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)