直接蛍光標識法による細胞内RNA 動態の可視化
【研究分野】植物分子生物・生理学
【研究キーワード】
RNA / 顕微鏡技術 / 細胞骨格 / 顕微鏡観察
【研究成果の概要】
DNA の遺伝情報はメッセンジャーRNA に転写され、タンパク質に翻訳 されて機能する。多くの場合、メッセンジャーRNA は細胞質を漂っているのではなく、細胞骨 格の上に局在したり、原形質連絡を通って移動することがわかってきた。メッセンジャーRNA の局在と輸送は遺伝子発現にとても重要にもかかわらず、生きている細胞を用いて観察する良 い手段はなかった。本研究では、新しく開発された熱膨張式マイクロインジェクターを用いて、蛍光色素で標識したトマトモザイクウイルスRNA を細胞に注入し、RNA 局在を観察する方法を 確立することを試みた。残念ながら、現時点ではRNA の注入には成功していない。
【研究代表者】