血管内皮細胞のイオンチャネルを介した血流センシング機構
【研究分野】医用生体工学・生体材料学
【研究キーワード】
カルシウムイオン / 剪断応力 / ATP受容体 / 細胞膜 / 遺伝子欠損マウス / 血管 / 血流 / 伸展張力 / 内皮細胞 / エンドセリン / NO合成酵素 / カルシウム・イオン / ATP / ATP合成酵素 / 遺伝子血管マウス
【研究成果の概要】
血流による血管の働きの調節は血管内皮細胞が血流に起因する力学的刺激である剪断応力を感知して応答する事に基づいている。我々は内皮細胞の剪断応力感知機構に細胞膜に分布するATP作動性イオンチャネルP2X4を介する細胞外カルシウムの流入反応が重要な役割を果たすことを明らかにしてきた。本研究により剪断応力の強さ依存性に放出されるATPがP2X4を活性化すること、剪断応力によるATP放出に細胞膜カベオラにあるATP合成酵素が関与することが判明し、血流の情報が細胞内部に伝達される血流センシングの分子機構の解明が進んだ。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
山本 希美子 | 東京大学 | 大学院・医学系研究科 | 講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【配分額】48,880千円 (直接経費: 37,600千円、間接経費: 11,280千円)