利害が輻輳する特定海域に対する関係国住民の海の価値
【研究分野】水圏生産科学
【研究キーワード】
海洋生態系サービス / 価値 / 社会心理学 / 環境経済学 / つながり / 東シナ海 / 環境保全行動意図 / 公共心 / 見えるもの / 見えないもの / 政策支持意欲
【研究成果の概要】
本研究では複数国間の利害が輻輳する海域として日本・中国・韓国が面する東シナ海を取り上げ、同3カ国在住者を対象とし、東シナ海に対する価値観と政策支持意欲との関係を明らかにした。海洋生物多様性保全のための寄付金支払により満足感を得る割合は、自国沿岸>東シナ海>公海の順に高いことが確認された。また、東シナ海においてどのような主体が各種施策を主導すべきかについては、日本はすべての施策について「国際機関」を選択した回答者割合が最も高かった一方、中国・韓国は「地域機関」が最も高かった。さらに、「人とのつながり」が高い回答者ほど東シナ海の海洋生物多様性保全への寄付金支払による満足感が高いこともわかった。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
古谷 研 | 創価大学 | 大学院工学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
黒倉 壽 | 東京大学 | 大学院農学生命科学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
八木 信行 | 東京大学 | 農学生命科学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
黄 洗姫 | 財団法人 與時齋(ヨシジェ/">(Kakenデータベース) |
申 中華 | |
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)