木質系セルロースのナノ粒子化による高機能化および新規複合材料の創製
【研究分野】木質科学
【研究キーワード】
環境材料 / 複合材料 / ナノ粒子 / メカノケミカル反応 / セルロース / 1,4グリコシド結合の切断 / ブロック共重合体 / 表面化学修飾 / 透明膜 / β1,4グリコシド結合の切断
【研究成果の概要】
微結晶セルロース(MCC)のナノ粒子化に伴うグリコシド結合の切断により生成するMCCメカノラジカルをメタクリル酸メチル(MMA)の重合開始剤とし、MCC-PMMAブロック共重合体の合成(主鎖の化学修飾)に成功した。MCC-PMMAブロック共重合体で表面化学修飾されたMCCナノ粒子は、充填剤として用いられ新規複合材料が創製された。また、MCC-PMMAブロック共重合体の透明フイルム(新規材料)を得ることに成功した。MCCばかりではなく、バクテリアセルロースにおいても同様な成果が得られた。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
大浦 健 | 名城大学 | 農学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
岩田 忠久 | 東京大学 | 大学院・農学生命科学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【配分額】4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)