北方針葉樹における標高適応に関わるフェノロジーの分子遺伝機構
【研究分野】森林科学
【研究キーワード】
QTL / フェノロジー / RADseq / SNPマーカー / リアルタイムPCR / トドマツ / トランスクリプトーム / データベース / 標高適応 / 連鎖地図 / ESTライブラリ / 耐凍性 / 適応的遺伝子 / 標高 / RAD-seq / 分離集団 / 遺伝子発現 / F2個体群 / マイクロサテライト / SNP / RNA / 次世代シーケンサー
【研究成果の概要】
トドマツの高標高×低標高交配家系から作出した分離集団240個体について、フェノロジーと成長形質を測定し、約500個のSNPマーカーを用いて連鎖地図を作成した結果、染色体数と同じ12連鎖群に収束した。作成した連鎖地図を用いてQTL解析を行った結果、4形質について有意なQTLを検出できた。さらに、部位別に抽出したRNAを利用してトランスクリプトーム解析を行った結果、223,621本のトランスクリプトと71,707個の遺伝子が検出され、トドマツの遺伝子カタログデータベースを作成した。また、適応的遺伝子の季節変動を調べた結果、一部の遺伝子が強い周期性を持つことが判明した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
北村 系子 | 国立研究開発法人・森林総合研究所 | 北海道支所・森林育成研究グループ | 主任研究員 | (Kakenデータベース) |
岩田 洋佳 | 東京大学 | 農学生命科学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
上野 真義 | 国立研究開発法人・森林総合研究所 | 樹木分子遺伝研究領域 | 主任研究員 | (Kakenデータベース) |
久本 洋子 | 東京大学 | 農学生命科学研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)