新時代に対応した参加型森林管理の制度設計:気候変動政策と地域発展政策の統合
【研究分野】森林科学
【研究キーワード】
森林政策 / 参加型森林管理 / 気候変動 / 地域発展 / REDD+ / セーフガード / フェアトレード / 森林認証制度 / REDD-plus / フェアトレード認証 / オーガニック認証
【研究成果の概要】
参加型森林管理は貧困削減の面であまり期待できないことがわかった。そこで、トリプル・ベネフィット(気候変動の防止、生物多様性の保全、農山村の生計維持・貧困削減)達成の観点から各国の参加型森林管理政策を比較検討した。その結果、インドネシアの「修復した森林生態系の管理」と「慣習林の管理」、フィリピンの「地域住民基盤型森林管理」、インドの「アグロフォレストリー/社会林業」、「マングローブ林の修復」、「湿地の修復」、バングラデシュの「コミュニティ林業」と「混合農園の造成」、スリランカの「農民私有地での植林経営」がトリプル・ベネフィット達成の可能性が高いと同時に現場での実行可能性もあることがわかった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
原田 一宏 | 名古屋大学 | 生命農学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
横田 康裕 | 国立研究開発法人 | 森林総合研究所・九州支所 | 主任研究員 | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【配分額】31,980千円 (直接経費: 24,600千円、間接経費: 7,380千円)