がん等におけるシグナル異常活性化に関わるmiRNAとエピジェネティック因子の研究
【研究分野】ゲノム医科学
【研究キーワード】
microRNA / エピジェネティクス / 悪性リンパ腫 / HTLV-1 / ATL / 遺伝子翻訳 / リンパ腫 / B細胞リンパ腫 / シグナル伝達
【研究成果の概要】
本研究では、新たな機能的miRNAのスクリーニング法として、RISC-capture法を確立した。これにより悪性リンパ腫細胞においてmiRNAの機能が異常に低下していること、その結果本来抑制されるべきBCR経路などのシグナル伝達経路の脱制御が起こり、慢性的な活性化を引き起こすメカニズムが明らかになった。さらにmiRNA発現異常メカニズムとしてエピジェネティック異常を同定し、腫瘍化過程におけるエピゲノム異常の重要性を示した。さらに腫瘍化における遺伝子翻訳異常の重要性も明らかにし、これらに対する阻害剤が次世代創薬につながることを示した。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-10-21 - 2018-03-31
【配分額】4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)