ホスファターゼ活性制御蛋白質CPI-17を介した新規病態生理機能解明
【研究分野】獣医学
【研究キーワード】
平滑筋 / ミオシン / リン酸化 / CPI-17 / 高血圧 / 収縮蛋白 / がん / ホスファターゼ / ゲノム編集 / 遺伝子改変マウス / 血管 / 消化管 / 気管 / フォスファターゼ
【研究成果の概要】
内臓臓器を構成する平滑筋細胞の運動はミオシンのリン酸化により制御されている。CPI-17はミオシンホスファターゼの内因性抑制蛋白質であり、ミオシンのリン酸化を調節する。CPI-17は血圧調節や消化管などの運動制御や、高血圧や気管支炎、発がんなど様々な病態への関与が示唆されている。本研究では、CRISPR/Cas9ゲノム編集システム技術により、世界で初めてCPI-17KOマウスとCPI-17のリン酸化制御しているアミノ酸の点変異ノックインマウスの作出に成功した。今後、これらの遺伝子改変動物を使ってCPI-17の生理学的および病態生理学的機能解析を行う。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
角田 茂 | 東京大学 | 大学院農学生命科学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)