牛パピローマウイルスの病原性解析
【研究分野】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究キーワード】
パピローマウイルス / 乳頭腫 / 牛 / 新型 / ウイルスゲノム / ヤク / 欠損ゲノム / 遺伝子解析
【研究成果の概要】
牛属はパピローマ(乳頭腫)が最も多く見られる家畜で、その病原体であるパピローマウイルス(PV)のゲノム型と病態との関係を解析した。本研究により、以下の成果が得られた。[1]牛属のヤクの皮膚乳頭腫から新規のPV型を発見し、ヤクの学名 (Bos grunniens)にちなみ、BgPV-1と命名された。[2] これまで皮膚の乳頭腫病変からしか見つからなかったBPV-10を舌病変部から発見し、BPV-10 の新たな病態を明らかにした。[3]我々が発見したBPV-12の感染病変部に、全長ゲノムにあわせて欠損ゲノムが存在していることを発見し、BPV病変に見られる欠損ゲノムの初めての報告がなされた。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
後藤 義孝 | 宮崎大学 | 農学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
上間 亜希子 | 東京大学 | 大学院農学生命科学研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)