中枢神経ストレスが魚類のエネルギー代謝・免疫応答に及ぼす影響に関する研究
【研究分野】水産化学
【研究キーワード】
水産業 / シグナル伝達 / 発現制御 / ストレス / 細胞・組織 / 脳・神経
【研究成果の概要】
魚類の視覚によるストレス負荷モデルの作成を行った.次いで,ストレスがエネルギー代謝に及ぼす影響を調べるために,組織中のタンパク質分解物をNanoLC-MS/MSを用いた定量的かつ網羅的に解析する定量的プロテオフラグメントーム解析手法を確立した.魚類筋組織ではタンパク質分解が定常的に起こっていること,絶食モデルでその分解が増大することが明らかとなった.過密ストレスおよび低温ストレスでは,魚種によって免疫系への影響が異なることなどが明らかにがった.次世代シークエンサーを用いた網羅的遺伝子発現解析によって,マダイの炎症・免疫応答系遺伝子を同定した.γオリザノールにストレス緩和作用を確認した.
【研究代表者】