高品質化と高効率化を実現する革新的粉末食品製造法の開発:誘導帯電バインダの利用
【研究分野】農業環境・情報工学
【研究キーワード】
粉体加工 / 造粒 / 流動層 / 誘導帯電 / 食品 / 粉末 / 誘電分極 / エレクトロスプレー / ポストハーベスト工学 / 農産加工 / 食品加工
【研究成果の概要】
粉末食品はダマの発生を防止するために顆粒状に造粒されているものが多い。食品の造粒ではバインダとして多糖類水溶液等を粉末に添加することが多いが,バインダ使用量を削減できれば加工所要時間が短縮され、プロセスの効率化と製品の高品質化が期待できる。本研究では流動層造粒におけるバインダ液滴を帯電させることにより、粉末粒子とバインダ液滴間に静電気力が働き、プロセスが効率化されるか検討した。バインダ液滴を粉末と異極に帯電させた場合に、少ないバインダ添加量で顆粒が形成される傾向がみられた。しかしながら粉末が持つ電荷が不安定であったことから、造粒時の粉末の電荷を別途制御する技術が必要であることが明らかになった。
【研究代表者】
五月女 格 国立研究開発法人農業・
食品産業技術総合研究機構
食品研究部門
食品加工流通研究領域 上級研究員
(Kakenデータベース)【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)