穀物の旱魃応答指数の生理・遺伝・生態学的解明
【研究分野】作物生産科学
【研究キーワード】
ストレス / 生態学 / 遺伝学 / 植物 / 環境 / 耐乾性 / 旱魃 / 作物生理生産学 / 国際研究者交流 / インド / 作物 / イネ
【研究成果の概要】
イネの多様な品種群、遺伝集団、準同質遺伝子系統を用いて、旱魃応答指数(DRI)を定量し、その生態生理・遺伝学的機構を解明した。品種試験では、DRIは旱魃下の収穫指数、稔実性や乾物生産と正の相関が強く、不稔穂の割合、出穂遅延、草丈減少と負の相関が強かった。遺伝集団試験では、第2染色体のRM6911-RM6379の領域、第4染色体RM5953近傍、第8染色体に2か所、DRIの量的遺伝子座が推定されたが、エピスタシスやQTL・環境交互作用も検出された。準同質遺伝子系統試験では、DEEPER ROOTING 1とStele Transversal Area 1を導入した系統では、DRIが向上した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
高野 哲夫 | 東京大学 | アジア生物資源環境研究センター | 教授 | (Kakenデータベース) |
根本 圭介 | 東京大学 | 農学生命科学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【配分額】18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円)