景観の空間構造と環境異質性がトンボ群集の遺伝的な多様性および連結性に与える影響
【研究分野】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究キーワード】
景観生態学 / 景観遺伝学 / 集団遺伝学 / 水田生態系 / トンボ群集 / 環境異質性
【研究成果の概要】
統計モデルの構築によって、水田内の局所環境および水田周辺の景観の異質性が、3種のトンボ(ハラビロトンボ、シオヤトンボ、アキアカネ)の出現個体数に与える効果を検討した結果、個体数を説明する環境要因とそのスケールは種間で異なっていた。全般的な傾向としては、種間の飛翔能力の高低に対応したスケールにおける複数の環境要因が出現個体数に影響を与えており、これらのトンボの分布にとって水田と森林が入り混じるモザイク状の景観構造が重要であることが示唆された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
宮下 直 | 東京大学 | 大学院農学生命科学研究科(農学部) | 教授 | (Kakenデータベース) |
関島 恒夫 | 新潟大学 | 自然科学系 | 教授 | (Kakenデータベース) |
石庭 寛子 | 国立研究開発法人国立環境研究所 | 生物・生態系環境研究センター | 特別研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
坂本 大地 | 新潟大学 | 農学部 |
大石 麻美 | 佐渡生きもの語り研究所 |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)