食料・エネルギーの自産自消構造を内包した都市郊外ランドスケープの再編に関する研究
【研究分野】園芸学・造園学
【研究キーワード】
緑地計画 / バイオマス / 都市農業 / 里山 / 農的活動 / 空閑地 / レジリエンス
【研究成果の概要】
本研究では，都市郊外における食料・エネルギーの自産自消活動の先進事例を調査し，展開可能な活動モデルを明らかにした．調査対象は，千葉県柏市のカシニワ制度と，長野県伊那市の薪利用の事例とした．いずれの事例も，空閑地や農地，里山の所有者と，自産自消を行う周囲の都市住民とをつなぐ仕組みであることが共通しており，「所有と利用の分離」と「利用促進のための中間支援」が重要な要素となっていた．自産自消を内包した都市郊外のランドスケープ再編に向けては，主体間の調整を中心とするソフト面での支援を充実させ，結果として緑地の管理が再生し，空間の質が高められるような仕組みづくりが不可欠であると考えられた．
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)