ジベレリン起源物質の構造および活性制御機構の解明
【研究分野】生物生産化学・生物有機化学
【研究キーワード】
植物 / ホルモン / 生理活性物質 / コケ / 分化制御 / ヒメツリガネゴケ / ジベレリン / ent-カウレン酸 / 生理活性 / 原糸体 / カウレン / クロロネマ / カウロネマ / 受容体 / P450 / DELLA
【研究成果の概要】
コケ植物の分化促進物質の構造を解明すべく複数のアプローチを並行して進めた。生物検定系を用いた活性物質の精製を主軸に据えて、期中に代謝基質ent-カウレン酸の微量定量法を考案したことが大きく寄与した。独自技術で調製した13C標識ent-カウレン酸と先述の定量法を駆使して活性画分を精査した結果、画分からent-カウレン酸代謝物の由来ピーク検出に成功した。他方、その応答状況から生合成過程への関与が予想されたP450候補遺伝子を特定すべく、順次翻訳産物の酵素活性を調べたが奏功しなかった。そのため、候補遺伝子の破壊株を順次取得して結論が得られるよう対応方針を変えた。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
川出 洋 | 東京農工大学 | 大学院農学研究院 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
林 謙一郎 | 岡山理科大学 | 理学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【配分額】17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)