地球温暖化に適応するための海藻類の新品種開発手法の確立
【研究分野】次世代の農資源利用
【研究キーワード】
モズク / 共生バクテリア / モズク類 / 地球温暖化 / オキナワモズク / フトモズク / イシモズク / 褐藻 / 育種 / ゲノム / 海藻育種 / バクテリア
【研究成果の概要】
NBRPバイオリソース藻類から褐藻フトモズク、イシモズクを入手し、次世代シーケンサー(Illumina MiSeqとNovaSeq)でシーケンスを行った。さらに独自手法を開発し、 Oxford Nanopore Technology minIONでのロングリードシーケンスデータの取得にも成功した。
得られたシーケンスデータを解析することにより、ドラフトゲノム配列の取得に成功した。さらに共生バクテリア由来と思われるDNA配列の取得にも成功した。また各モズク類からバクテリアの単離に取り組んだところ、少なくとも77のコロニーが得られた。これらは今後のモズク類の品種開発に有用な可能性が高いと思われる。
【研究の社会的意義】
ゲノム情報は今後に有用になる。単離したバクテリアの解析を続けることにより、褐藻類の成長や高温耐性メカニズムを解明し、昨今世界中で盛んな海藻類養殖のための重要な知見となる。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
高木 俊幸 | 東京大学 | 大気海洋研究所 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-07-17 - 2022-03-31
【配分額】4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)