東南アジアにおけるシガテラ原因微細藻類の発生と分布域広域化
【研究分野】水産学一般
【研究キーワード】
シガテラ / 魚貝毒 / 有毒渦鞭毛藻 / 東南アジア / 国際研究者交流 / タイ / ベトナム / シガトキシン / 有害微細藻類 / 渦鞭毛藻類 / 水産資源利用 / 有毒渦鞭毛藻類 / 食中毒 / フィリピン
【研究成果の概要】
東南アジアにおけるシガテラと原因渦鞭毛藻の分布について、前者は発生した中毒事例の聴き取りと原因魚の毒性分析、後者は沿岸浅海域における底生性渦鞭毛藻の採集と形態に基づく分類により調査をした。シガテラは東南アジア各地で発生したと言われていたが、原因毒まで精確に調べた例がなく、2014年7月にホーチミンで発生した食中毒の原因魚にシガトキシンを検出でき、初めてシガテラ発生を確認しえた。有毒渦鞭毛藻のGambierdiscus属やOstreopsis属は調査を行ったタイ湾、南シナ海沿岸域に広く認められた。発生量はいずれも極めて少なく、広い海域に分布していたため、広域化の有無は確かめられなかった。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】42,250千円 (直接経費: 32,500千円、間接経費: 9,750千円)