画像及び3次元行動データロガーを用いた海洋高次捕食者による中・深層生物の研究
【研究分野】水産学一般
【研究キーワード】
三次元行動ロガー / 画像ロガー / 中・深層生物群 / 採餌行動 / 海洋生態系 / 高次捕食動物 / 高機能画像ロガー / 切り離し回収システム / 棚氷下面生物層 / 水中3次元行動軌跡 / 地磁気加速度ロガー / 中深層生物群集 / 放位探知システム / バイオロガー / 3次元データロガー / 画像データロガー / Deep Sea Look Project / Penguin Cam / 柱層生物群 / バイカルアザラシ / ウェッデルアザラシ / 棚氷底面生物群 / データロガー / 南極 / アザラシ / ペンギン / 画像 / 加速度
【研究成果の概要】
全般の成果:海洋の中深層生物とそれを捕食する高次捕食者の関係についての研究は従来全く困難であったが、本研究ではじめて動物の三次元の行動軌跡と軌跡上に出現する餌生物の画像を同時に記録し、解析することに成功した。このほか、従来ほとんど調査が困難であった南極の棚氷下面に多くのベントスが懸下していることをアザラシの画像ロガーが観測に成功する等多くの成果を得て、今後動物装着による画像研究が有効であることを確認した。以上の他、動物装着型画像ロガーは餌生物に限らず生物個体間の関係を把握することにも有効であることを確認した。これらの成果は国際的に著明な学術雑誌に掲載され世界的な評価を得た。今後の多くの研究領域に発展することが期待され、海洋研究におけるこの研究の先端性は明らかであり、我が国がこの領域をリードしたことも大きな成果である。
平成14年の成果:三次元行動ロガーの開発は動物の中深層へのアプローチの行動を開明することに貢献し、新たな研究の発展に貢献した。画像ロガーの開発も同様に従来にない研究手法に開発に貢献した。これらの方法を南極の動物に適応し新たなデータを得た。
平成15年の成果:前年のデータを元に多くの研究成果を発表するとともにさら小型のカメラを開発し、ペンギン等にも適応した実験を行なった。
平成16年の成果:研究の成果として論文の発表を行ない、国際的な評価を得た。
【研究代表者】