東シナ海流れ藻の起源とFate
【研究分野】水産学一般
【研究キーワード】
東シナ海 / 流れ藻 / アカモク / モジャコ / ホンダワラ / 数値実験 / 粒子追跡 / 国際研究者交流 / ガラモ場 / 中国:韓国:台湾 / 温暖化 / 藻場 / 変動予測 / 分布推定 / 起源 / DNA / シミュレーション / Fate / 漂流ブイ / 成熟 / 熱帯性ホンダワラ類 / 目視調査
【研究成果の概要】
東シナ海では、流れ藻はサンマ等の産卵基質、ブリ等の稚魚の生息場となっている。研究船による2010-2012年の各2-3月に流れ藻の目視・採集調査を行い、流れ藻がアカモクというホンダワラ科海藻のみによって構成されていること、黒潮前線から西の大陸棚上に主に分布することを明らかにした。東シナ海沿岸のアカモクの分布を、中国、台湾、韓国の研究者と調べ、アカモクの遺伝子情報を蓄積し、出版した。流れ藻の食物連鎖や生物相、浮遊期間を調べた。数値モデルでアカモクに見立てた粒子の時間を遡る追跡実験により、中国沿岸がアカモクの起源と推定した。着底トロールにより流れ藻が海底に堆積していることを明らかにした。
【研究代表者】