ガ類のメス及びオス性フェロモン交信システム進化のダイナミクスを探る
【研究分野】応用昆虫学
【研究キーワード】
ガ類 / フェロモン交信系 / 不飽和化酵素 / 進化 / アワノメイガ類 / ヘアーペンシル / 嗅覚受容体 / フェロモンリセプター / メス性フェロモン / オス性フェロモン / アワノメイガ / レトロポゾン
【研究成果の概要】
ガ類の性フェロモンは、化学構造的に大きく2つのタイプ(Type-I, Type-II)に分類できる。大部分のガ類がType-Iを利用しており、Type-IIの利用はシャクガ科、ヒトリガ科などのより進化した分類群にみられる。このことから、Type-IIの利用は、Type-Iのあとで2次的に進化したのではないかと推測された。本研究は、Type-I、Type-IIのフェロモン生合成系で働く生合成酵素遺伝子のクローニングと機能解析を通して、ガ類におけるフェロモン交信系の進化を探ろうとした。その結果、フェロモン合成酵素のうちとくに不飽和化酵素について、その進化過程を明瞭に示すことができた。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
松尾 隆嗣 | 東京大学 | 大学院農学生命科学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【配分額】49,660千円 (直接経費: 38,200千円、間接経費: 11,460千円)