胎児期の栄養が生活習慣病を誘導する機構に関するエピジェノムおよび統合オミクス解析
【研究分野】食品科学
【研究キーワード】
タンパク質栄養 / エピジェネティクス / 高血圧 / 胎児期 / メチル化 / マイクロアレイ / メチローム
【研究成果の概要】
胎児期の母親の栄養の悪化により、子の成長後の生活習慣病のリスクが上昇することが知られている。研究代表者らは、高血圧モデルラットSHRSPにおいて、胎児期低タンパク質曝露が成長後の遺伝子発現に及ぼす影響を明らかにしてきた。本研究では、出生前後の腎臓での遺伝子発現変化を網羅的に調べたところ、細胞外マトリクスやアポトーシスに関わる遺伝子の変化が顕著であった。またこうした遺伝子の発現変化はDNAのメチル化などのいわゆるエピジェノミックな制御によることが知られており、妊娠期低タンパク質摂取による子のDNAメチル化の変化を網羅的に調べたところ、プロスタグランジンE2受容体遺伝子領域などに変化が認められた。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)