高等植物における硝酸応答型遺伝子発現の制御メカニズム
【研究分野】植物栄養学・土壌学
【研究キーワード】
植物 / 硝酸応答 / 硝酸シグナル / 遺伝子発現 / 転写因子 / 栄養代謝調節 / 転写制御 / 転写 / シグナル伝達 / 植物栄養
【研究成果の概要】
植物の主要な窒素源である硝酸態窒素は植物体内でシグナル伝達物質としても働き、硝酸同化関連酵素遺伝子を含む多様な遺伝子の発現を制御している。この硝酸応答型の遺伝子発現の分子機構を明らかにすることを目的として、本研究では、シロイヌナズナを用いて硝酸応答のための鍵転写因子としてNLP転写因子群を同定した。また、NLPは翻訳後制御によって活性化され、活性化されたNLPが硝酸応答性遺伝子の大多数の発現を担っていることを示した。さらに、重要作物であるトウモロコシにおいてもNLP転写因子群が硝酸応答のために類似の役割を担っている可能性を示唆した。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2013-03-31
【配分額】17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)