骨形成や糖尿病と関連するNPP1タンパク質の機能構造解析
【研究分野】構造生物化学
【研究キーワード】
Enpp / 骨形成 / X線結晶構造 / 細胞外酵素 / リゾホスファチジルコリン / X線結晶構造解析 / ENPP
【研究成果の概要】
Enpp1はピロリン酸を産生する細胞膜結合型の酵素で、骨形成を制御する役割を担う。Enpp1の遺伝子変異は重篤な骨疾患を引き起こし、Enpp1の遺伝子多型は肥満や2型糖尿病とも関連するが、Enpp1の変異や多型が病態を引き起こすメカニズムは不明だった。我々は生化学的解析とX線結晶構造解析を行い、Enpp1遺伝子に変異が起こると、Enpp1の分子構造がくずれることで酵素活性が低下し、骨疾患に至ることを明らかにした。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【配分額】28,080千円 (直接経費: 21,600千円、間接経費: 6,480千円)