フランス飲食文化の受容を軸とした日本の飲食表象空間の編成とその社会的意味の研究
【研究分野】ヨーロッパ文学
【研究キーワード】
飲食 / 表象 / 文化変容 / 風土 / 料理 / 和食 / フランス料理 / ワイン / 文化学 / 感性 / ハビトゥス / 構造 / 美食 / 共食 / 自然 / フランス / 日本酒 / 飲食空間 / 食事様式 / 日本料理 / ドメスティケーション / 受容 / 変容 / 洋酒 / ビール / 食卓
【研究成果の概要】
この研究では、飲食という行為を根源的に文化的な営みとしてとらえる。この探索をより明確にするために、フランス飲食文化という比較項をもうける。
もっとも重要な最終的な研究成果は、日本の飲食の社会的特徴が、人々でいっしょに食事を摂るさいに、各人がまず自然とのつながりを意識する点にある。人とのつながりはこの自然とのつながりの結果として生じると感じられれることだ。これに対して、フランスを中心とする欧米の共食においては、人間同士の関係が重視される。日本の飲食空間は自然性によって、欧米の飲食空間は社会性によって大きく特徴づけられる。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【配分額】3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)