[Discovery Saga Top]
[Saga Next]
[無料公開版Discovery Saga]
[Discovery Sagaプレミアムご案内]
[早稲田大学研究Discovery Saga]
[産学連携のご案内]
[Saga Concept]
[会社概要]
[お問い合わせ]
Dis
cov
er
y
Sa
ga
詳細表示
研究者リスト表示
ダウンロード(UTF-8 txt)
光Saga
光
に関するサイレントキーワード
トルコギキョウ
が含まれる科研費採択研究1件
光
に関するサイレントキーワード
トルコギキョウ
が含まれる科研費採択研究 1件
光
による
トルコギキョウ
の花色発現の調節機構
【研究分野】園芸・造園学
【研究領域課題番号】
06760025 (KAKENデータベースで見る)
【研究キーワード】
トルコギキョウ
/ アントシアニン /
光
【研究成果の概要】
トルコギキョウ
は弱
光
下では花色が減退し品質を著しく損なう。我々の最近の研究により、茎葉部が十分に
光
を受けないと花弁におけるアントシアニンの生成が低下することが明かとなった。本研究は茎葉部が受けた
光
による花色発現のメカニズムを解明することを目的とした。
茎葉部の影響としてまず考えられるのは、
光
合成の影響である。アントシアニン合成の基質はフェニルプロパノイドであるが、さらに、フェニルプロパノイドは糖を基質にして合成される。したがって、
光
合成による糖の供給が減少すると基質の不足により花弁のアントシアニン合成が抑制される可能性がある。そこで、花柄で切断した着色前(開花前)の花を各種の糖を含む溶液に挿して10000ルクス下で開花させた。その結果、水だけでは花の着色は著しく抑制され、スクロースあるいはグルコースによって着色が促進された。この結果は、
光
合成による糖の供給が
トルコギキョウ
の花の着色に重要であることを示す。
また、ペチュニアなどでは糖がアントシアニン合成系の遺伝子発現を誘導することが知られている。この点に関しては現在実験中である。これまでにcDNAライブラリーの作製およびと鍵酵素として知られているカルコンシンターゼのクローニングを行った。またフェニルアラニンアンモニアリアーゼ(PAL)ほか2種の遺伝子のクローニングを行っているところである。これらの材料を用いて、遺伝子発現と花色の発現との関係を調査中である。
【研究代表者】
河鰭 実之 東京大学 農学部 助手
(Kakenデータベース)
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1994
【配分額】1,000千円 (直接経費: 1,000千円)