ナノバブルによるプロトプラスト機能の活性化と有用物質の高速度生産システムの開発
【研究分野】農業環境・情報工学
【研究キーワード】
ナノバブル / エチレン / プロトプラスト / バイオリアクター / 追熟 / 植物 / 微生物 / 細胞壁 / マイクロバブル / 有用物質生産
【研究成果の概要】
独自に構築したナノバブル生成システムにより様々なガスのナノバブルを高効率に生成し、種々の培養系に適用できた。酵母や植物の細胞やプロトプラストを用いて種々検討した結果、プロトプラストは細胞に比べて高い物質移動能やペリプラズムに蓄積する有用物質のフィードバック制御からの解放など、優れた特性を有することが示唆された。プロトプラストはナノバブルに対する応答性が高い可能性が示唆された。ナノバブルを酵母や種々の植物の細胞やプロトプラストに作用させることで、様々な有用物質を効率的に生産できた。また、バイオリアクターを構築すると共に、果実の追熟、微生物の不活化、果実表面の農薬除去など幅広い利用性を提案できた。
【研究代表者】