マウス<->ラットキメラにおける「自己」解析
【研究分野】実験動物学
【研究キーワード】
免疫 / マウス・ラットキメラ / 自己・非自己 / マウス / ラット / 異種キメラ / 発生工学 / 着床 / 受精能
【研究成果の概要】
母体-胎児相互認識における自己非自己の検討を行った。妊娠は同種であれば非自己でも受け入れるが、異種の場合はどのような自己非自己認識があるのかについて、免疫機能をほとんど持たない重篤な免疫不全マウスの子宮にラット胚の移植を試みたが、ラット胚が野生型マウスに比してより長く育つようなことはなかった。そこでマウス←ラット異種キメラを母体としたりマウスの2細胞期胚をテトラプロイドにすることにより胎盤がマウスで胎児がラットと分離された胎児を着床させる系を組み合わせ検討により、母体-胎児相互認識の初期には免疫応答以外の原因で異種の胚が育たなくなることが示された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
磯谷 綾子 | 大阪大学 | 免疫学フロンティア研究センター | 特任准教授(常勤) | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
伊川 正人 | 大阪大学 | 微生物病研究所 | 教授 | (Kakenデータベース) |
山縣 一夫 | 大阪大学 | 微生物病研究所 | 特任准教授(常勤) | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】46,670千円 (直接経費: 35,900千円、間接経費: 10,770千円)