組織機能論的なカルパイン作用機序の解析とその普遍性抽出
【研究分野】機能生物化学
【研究キーワード】
カルパイン / プロテオリシス / 質量分析 / 筋ジストロフィー / 胃腸疾患 / 自己消化 / 酵素学 / 基質特異性 / 組織特異的発現 / 遺伝子改変マウス
【研究成果の概要】
カルパイン(CAPN)は、限定分解により基質機能を調節するプロテアーゼである。CAPN1/2は古くから研究されながら、その普遍性のため機能解明が難航している。申請者らは組織特異的分子種を発見し、発現組織機能と関連づけて生理機能を解析してきた。その結果CAPN3、8/9の機能不全は筋ジストロフィー、胃疾患の原因となることを明らかにした。しかし各分子の作用機序は不明な点が多い。そこで組織特異的CAPNに注目し、組織機能制御の分子機構を解析した。特にKO/KIマウスとプロテオミクスを基軸とした解析で、ヒト疾患や遺伝子改変マウス表現型を参照し、CAPN不全疾患発症機序へも迫った。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
小野 弥子 | 公益財団法人東京都医学総合研究所 | 生体分子先端研究分野 | 主席研究員 | (Kakenデータベース) |
秦 勝志 | 公益財団法人東京都医学総合研究所 | 生体分子先端研究分野 | 主席研究員 | (Kakenデータベース) |
松岡 邦枝 | 公益財団法人東京都医学総合研究所 | ゲノム医科学研究分野 | 主席研究員 | (Kakenデータベース) |
礪波 一夫 | 公益財団法人東京都医学総合研究所 | 生体分子先端研究分野 | 研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【配分額】26,780千円 (直接経費: 20,600千円、間接経費: 6,180千円)