耳鳴り抑制:閉ループ型実時間情報処理を備えた微小電気刺激装置開発と覚醒脳への展開
【研究分野】生命・健康・医療情報学
【研究キーワード】
脳刺激法 / 耳鳴り / 脳活動計測 / 電磁気刺激 / マイクロデバイス / 神経工学 / 聴覚皮質 / 神経活動 / 抑制制御 / 電気刺激 / 磁気刺激
【研究成果の概要】
本研究では,耳鳴りのモデル動物を利用してその生理学的な機序の解明を目指した.また,耳鳴りに関連する神経活動を抑制する脳刺激法の開発に取り組んだ. 近年,耳鳴りは中枢神経系にその疾患原因が深く関与していることが次第に明らかになってきた.本研究課題では,特に,麻酔下の聴覚皮質の脳活動イメージングによって,耳鳴り誘発剤の投与後に特定の周波数に応答する脳のサブ領域が大きく拡張されることが判明した.このような特徴的な神経活動を抑制するため,小型磁気刺激デバイスを開発した.また,本デバイスの脳刺激における有効性が実験的に確認された.今後,耳鳴りモデル動物に適用してその抑制効果をさらに検証する予定である.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
神保 泰彦 | 東京大学 | 大学院工学系研究科(工学部) | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)