神経線維イメージングを用いた脳回路原理の探究
【研究分野】神経生理学・神経科学一般
【研究キーワード】
神経線維 / 樹状突起 / 軸索 / カルシウム / スパイン / 脳・神経 / 神経細胞 / イメージング / 神経科学
【研究成果の概要】
光学測定系を工夫・改善し、300個以上のシナプスから100 Hzという高速での撮影を可能にした。この革新的な新技術を用いて、
i)海馬CA3野樹状突起の回路演算様式を解析した結果、興奮性入力と抑制性入力のバランスが線維の局所では崩れていることを見出した。この結果はCell Report誌で発表した。
ii)経験によって一度活動したCA1野神経細胞は、上流のCA3野からの精密な軸索回路による特異的入力によって再活性化すること、また樹状突起イメージングを行うことで、この再活動そのものを繰り返すことによって再活性化する細胞セットの精度が高まることを発見した。この結果はScience誌に報告した。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【配分額】39,910千円 (直接経費: 30,700千円、間接経費: 9,210千円)