睡眠-覚醒を制御する皮質下神経核が大脳皮質微小回路へ及ぼす作用の解明
【研究分野】神経科学一般
【研究キーワード】
in vivo / イメージング / 大脳皮質 / アセチルコリン / カルシウム / 2光子顕微鏡 / マイネルト基底核 / 覚醒 / 光子顕微鏡 / イン・ビボ / カルシウム計測 / ラット
【研究成果の概要】
マイネルト基底核などの皮質下神経核は大脳皮質へ作用して、睡眠-覚醒を制御する。従来の研究の観測対象は大脳皮質の脳波や血流、アセチルコリン放出量であった。そのため、マイネルト基底核が大脳皮質のグリア細胞へ与える作用はほとんど知られていない。本研究はin vivo2光子顕微鏡を用いることで、生きた動物個体の大脳皮質に存在する神経細胞のみならずグリア細胞の活動も計測した。その結果、マイネルト基底核の活動が、大脳皮質神経細胞だけでなく、グリア細胞の細胞内カルシウム濃度も上昇させることを発見した。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
平瀬 肇 | 独立行政法人理化学研究所 | 平瀬研究ユニット | ユニットリーダー | (Kakenデータベース) |
矢作 和子 | 独立行政法人理化学研究所 | 平瀬研究ユニット | 技術員 |
|
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【配分額】3,750千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 450千円)