背側海馬と腹側海馬の活性化に応答する脳領域の特定とその活動解析
【研究分野】神経生理学・神経科学一般
【研究キーワード】
光遺伝学 / fMRI / ChR2 / 遺伝子改変マウス / マウス / オプトジェネティクス / 機能的MRI / 海馬 / in vivo
【研究成果の概要】
本研究課題では、背側海馬と腹側海馬の機能の違いが、海馬から他の脳領域への活動伝播の違いに反映されているか検証した。海馬CA1錘体神経細胞に光感受性陽イオンチャネル(ChR2)が発現している遺伝子改変マウスを用いて、全脳活動を機能的MRI(fMRI)装置で計測している最中に、海馬の背側あるいは腹側へ光照射することで海馬神経細胞を活性化し、これに応答する脳領域を特定した。この結果、海馬の背側と腹側とを活性化した時に応答する脳領域群が異なることを見出した。さらに、海馬の遠心性軸索線維の多寡と、海馬活動への応答の大きさとは必ずしも対応しないことを見つけた。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
田中 謙二 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
疋島 啓吾 | 公益財団法人実験動物中央研究所 | 病理病態研究部 | 研究員 | (Kakenデータベース) |
小牧 裕司 | 公益財団法人実験動物中央研究所 | 病理病態研究部 | 研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)