経頭蓋交流電気刺激による前帯状回の選択的修飾と行動変容
【研究キーワード】
経頭蓋交流電気刺激 / 前帯状回 / 経頭蓋交流電流刺激 / 前帯状皮質 / tACS / θ帯域 / θ波 / fMRI / ERP / 背側前帯状回 / θ-tACS / EEG
【研究成果の概要】
認知制御には、背側前帯状皮質(dACC)が重要な役割を果たしていると考えられている。経頭蓋交流電流刺激(tACS)は非侵襲的な脳刺激法の一つである。特定の周波数のtACSがdACCの活動に影響を与えることで,認知機能を調整できる可能性がある。本研究では,θ帯域のtACSの行動および神経活動への影響を調べた。偽刺激と比較して,θ-tACSにより応答時間の向上と主観的動機づけの維持が認められた。dACCでは、エラーに関連する活動がしっかりと見られたが,θ-tACSの効果は認められなかった。これはθ-tACSが認知課題における処理速度と意欲を向上させることを実験的に示したものである。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
正木 宏明 | 早稲田大学 | スポーツ科学学術院 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)