電子スプレーで生細胞にあらゆるナノ分子を定量的・非損傷的に注入する技術の開発
【研究分野】神経科学一般
【研究キーワード】
Electrospray / Transfection / Neuron / 電子スプレー / 遺伝子導入 / 神経細胞 / ナノバイオ / 脳神経疾患 / 先端機能デバイス / Molecular and cellular neuroscience / Molecular and cellular neurobiology / Neuron, synapse, and neural circuit / Neural plasticity / Neurotransmitters and receptors
【研究成果の概要】
我々は分子や粒子をイオン化・加速して特定の神経細胞に穿通させるナノ電子スプレー微小管を設計、2本の同心の表面疎水処理ガラス管内部の溶液を電子スプレーにして標的に局所的に到達させた。液滴の安定噴射には管配置と電圧波形が重要で、20-250nAのパルスピーク電流が得られた。しかし陰イオン色素と蛍光顕微鏡で観察すると粒子は管先端-培養液面境界のほか外管内壁にも急速に蓄積、終には管内部への引水と溶液流出が生じ、菅形状の調整を重ねたが不可避だった。静電的性質のシミュレーションによる改良型を提示する。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
LAUNEY THOMAS (LAUNEY Thomas) | 独立行政法人理化学研究所 | Launey研究ユニット | ユニットリーダー | (Kakenデータベース) |
千村 崇彦 | 独立行政法人理化学研究所 | Launey研究ユニット | 研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
池田 時浩 | 独立行政法人理化学研究所 | 応用研究開発室生物照射チーム | 専任研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【配分額】4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)